2020年06月05日 13:01

カヤックLivingは、6月4日、「みんなでつくる移住白書2020」の予約販売を開始した。

同社は2018年6月4日より移住スカウトサービス「SMOUT」の運営を開始した。2014年より国主導で進められてきた「地方創生」政策を受け、移住を希望する人は年々増加傾向にあるとされている。また「SMOUT」を利用する生活者も1万4000人を超えた。そこで移住に関する意識の実態を調査すべく、日本全国の約1万人にアンケート調査、そして実際に地域に移住した人へのインタビュー調査をおこない、本白書にまとめることにした。

本白書の制作中には、新型コロナウイルス感染症が発生し、日本でも初の緊急事態宣言が発令された。ここ近年の地域移住の増加を推し進めた一因がITの環境整備、リモートワークをはじめとする働き方改革により、仕事をする場所に依存することなく暮らす場所を選ぶ人が増えたことであるとするなら、コロナ禍を経た後はますます地域移住への興味関心は高まることが予測される。「SMOUT」における5月1~20日までの新規登録者は、4月の同時期(4月1日~20日)と比較して6割増となり、この数カ月で地域への興味関心はより高まっていると見られる。

本アンケート調査は新型コロナウイルス感染症の感染拡大が起こる直前の2019年11月~12月に実施したもので、コロナ禍による生活者の意識変化が起こる直前、つまりはスタート地点になると考えられる。コロナ禍前後を比較するために有益な白書になると考え、このタイミングで刊行することにした。

定価は3110円(税抜)。

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