2020年05月28日 18:32

予防医療普及協会は、オンライン上で無料で受験できる「予防医療検定」のサイトを設け、5月28日より協会ホームページ内で公開した。

「予防医療検定」は、協会が監修する予防医療に関する検定制度。これまで協会では、「胃がん」「大腸がん」「子宮頸がん」等の予防啓発を目的とするプロジェクトを実施してきたが、今回実施する「予防医療検定」プログラムは、より多くの人に、身近にそして簡便に予防医療についての正しい知識を習得してもらうことを目指し、無料で受験できる検定制度として実施するもの。

同協会の主催する予防医療オンラインサロン「YOBO-LABO」のメンバーで、今回の「予防医療検定」の開発担当者でもある獣医師の石田哲太郎さんは、「医師、歯科医、薬剤師、理学療法士など多岐にわたる人々との意見交換の中から本プロジェクトが始まった。インターネット上に溢れかえった情報の中で、本当に大切な情報をお伝えするお手伝いができれば」と述べている。

同協会では、日本ではまだまだ予防医療の概念は浸透しておらず、積極的に行えている人は一握りであるとの考えから、「予防医療検定」によりそのきっかけを作り、予防医療を日本社会に根付かせていくことを目指している。今後は更に詳細な内容を盛り込み、より実践的な予防医療の知識を身につける資格として、新たなプログラムを構築していくことも計画している。