2020年05月26日 12:51

ジェイテクトは、徳島大学発ベンチャー企業であるグリラスと食用コオロギ(昆虫食)の生産において業務提携をした。

ジェイテクトは、2019年6月11日に徳島大学と、新領域分野での研究開発・事業化を推進するため、横断的産学共同研究事業を立ち上げ包括連携協定を締結した。徳島大学では、約30年前からコオロギの研究に取り組んでおり、2016年から食用コオロギの研究を開始。食用コオロギは飼育時の環境負荷が牛などの家畜にくらべて非常に小さいことから、将来の食糧危機を回避することや、持続可能なたんぱく源となることが期待されている。

そして今回、グリラスのコオロギの飼育技術とジェイテクトの自動化技術やIoT技術、品質管理技術(統計的手法の活用)といったモノづくり技術を融合し、高品質なコオロギを量産することを目的に業務提携。ジェイテクトはモノづくり技術を活かしたコオロギの自動飼育の実用化を推進することで、高品質な食用コオロギの大量かつ安定供給を実現し、SDGs開発目標として掲げられる「飢餓をゼロに」への貢献を目指す。

ジェイテクトは、コオロギの自動飼育を、IoT技術を応用して開発し、安心・安全なコオロギの安定供給の実現を目指していく。これにより、徳島大学、グリラスの食用コオロギの研究・事業化を支援し、食糧の安定確保と持続可能な社会の実現に貢献。また、関係機関とともに循環型エコシステムの構築を目標とし、様々なSDGsのゴール達成に貢献する。

ジェイテクト