2020年05月25日 09:35

ダイヤモンド・コンサルティングオフィスは、テレワークにおけるハラスメントの実態調査を目的に、テレワーク業務で上司とコミュニケーションを取っている会社員110名を対象にインターネットによるアンケート調査を実施した。
同調査によると、「あなたは在宅でのテレワークに際して、上司とのコミュニケーションでストレスや不快感を感じたことはありますか」と質問したところ、「何度もある」が41.8%、「ある」が37.2%という回答となった。「ある」と回答した人に「上司とのコミュニケーションにおいてどのような場面でストレスや不快感を感じましたか」と質問したところ、「slack上での言葉遣いがきつい」や「仕事をサボっていないかいちいちチェック」などの声が挙げられた。
「テレワークを快適に進める上で、上司にコミュニケーションを取る上で気をつけて欲しい点や直して欲しい点があれば教えてください」と質問したところ、「仕事とプライベートな時間の棲み分け」が52.7%、「チャットやメールでの言葉の使い方」が43.6%、「コミュニケーション内でのプライベートへの介入」が30.9%という回答となった。
テレワークにおいては、対面時のハラスメント対策に加えて新たな項目が必要であり、これらに十分な対応ができている企業は少ない。また、6月にはパワハラ防止法が施行され、企業はこれまでよりも一層力を入れたハラスメント対策が必要だ。リモートハラスメントやパワハラ防止法など現代のハラスメントに対応するためにも、さらなる意識改革が必要であると言える。