2020年05月21日 18:48

ソニフィデアは、JR西日暮里駅に4月に完成したコミュニケーションウォール「エキマド」に、サウンドアート「呼吸する駅」を導入した。
本プロジェクトは、東日本旅客鉄道が推進する東京感動線とのコラボレーション。JR西日暮里駅は昨年10月にエキラボniri、12月に西日暮里スクランブルがオープンしたが、関連プロジェクトとしてこの度駅構内に、地域や駅の情報を発信するコミュニケーションウォール「エキマド」が完成。音響空間の構築を、欧州を中心にグローバルに活動するサウンドアーティスト・及川潤耶が手がけた。
コンセプトは「呼吸する駅」。アーティスト・及川の視点でエリアの環境や歴史を解釈し、再構築された音が駅構内を満たす。複数のスピーカーから出る音が一体となり、音はまるで、呼吸をする大きな生き物のように駅コンコースを包み、人と人、人と駅および地域との間に新たな関係を結ぶ。生き物は、人の動きをきっかけに呼吸を始め、時間帯や季節によってリズムを変えていく。利用者がインタラクティブに音を生み出す仕掛けも導入。駅の日常に発見と驚きをもたらし、学びの場として駅全体が成長していくことをめざしている。このサウンドアートに関連して、家でもヘッドフォンで楽しめる立体音響コンテンツをウェブサイト上で公開した。