2020年05月21日 12:58

静岡鉄道は、INJUS(インジャス)と連携し、オツカイ代行サービス「シズオカコネクト(Shizuoka Co-Next)」の実証実験を開始する。
INJUSは、2019年度に実施したオープンイノベーションプログラム「StartingXI(スターティングイレブン)」の優秀賞受賞企業で、LINEアプリの開発に高い技術力を持つ。
両社が連携して開発した「シズオカコネクト」は、売りたい人、買いたい人、運べる人の三者をつなぐマッチングサービスで、今後、実証実験やサービス内容のブラッシュアップを重ね、オツカイ代行サービスとして買い物インフラのひとつとなることを目指している。まず第1弾として、飲食店のテイクアウトメニューを配達するサービスを、必要最低限の設備で、実際の運用に近い形で実験的に行う。配達には同社グループのリソースを生かし、自転車、タクシーなどのほか鉄道を効率的に組み合わせるとともに、沿線の飲食店の配達支援につなげていきたいと考えている。
折しも、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、人々は接触を最小限にする「新しい生活様式」を求められている。買い物という行動についてもより多くの選択肢があることが、様々なライフスタイルを支えることと考えられる。なお、本実験を通して得られた課題や知見・ノウハウを活用し、6月には一般向けのサービスとしてリリースする予定だ。
価格は、弁当代+配達料400円(2個まで、3個目以上は+100円/個)。配達地域は、静岡鉄道 新静岡駅を中心として半径約1km。