
ナント種苗は、開発に16年の歳月を掛け、タネが小さく、そのまま食べても気にならないというマイクロシード小玉スイカ 「ピノ・ガール」の種子を開発した。
3月20日よりMakuake にてクラウドファンディングで第二弾のプロジェクトを開始し、最終的には延べ192名から支援を集めた。昨年末のプロジェクトを超える成績で、4月17日にプロジェクトを終了。同時に、全国の産地で作付けされた「ピノ・ガール」西瓜の出荷が始まり、全国の小売店で販売されている。Instgramを中心に、SNS上でも「タネまで食べられる西瓜」として話題を集めている。
マイクロシード小玉西瓜「ピノ・ガール」の種子は、従来の小玉西瓜と比較して約 1/4のサイズになっている。ひとたび口に入ってしまえば、驚くほどタネの存在が分からなくなる。ほとんどのタネは歯に当たることなく食べられ、思いっきり西瓜を頬張ることができる。実際、2018/19年11月に開催された「野菜・果物ワールド」に参加し、この 「ピノ・ガール」を来場者に試食してもらったところ、4174名のうち94パーセントが、 タネを気にせず食べられたと回答した。また、タネの殻の厚みも非常に薄くなっているので、万が一、タネを噛んでも柔らかなチョコチップのような食感で嫌な苦味もない。さらに従来の小玉西瓜と比較し、甘さや食感も優れており、新たな果物として極めて高い可能性を秘めている。
プロジェクト終了と同時に、熊本、群馬、茨城などの西瓜産地で作付けされた「ピノ・ガール」の収穫&流通が始まっており、まだ限定的ではあるが、全国のスーパー/デパート/果物店などで販売が始まっている。