2020年05月19日 10:33

不動産管理の三好不動産は、福岡の街の名物・風物として地元市民や観光客から愛されている屋台の支援をするため「福岡屋台35軒で使えるお食事券」を福岡市移動飲食業組合の協力のもと発行する。

4月7日に発令された日本政府の緊急事態宣言を受け、福岡の伝統である屋台は営業自粛を余儀なくされ、この日を境にその灯りが消えてしまった。そんな中、4月20日に当組合の店主らが緊急事態宣言解除後の再開・継続を目指し、その活動資金をインターネット上で募るクラウドファンディング「SAVE THE YATAI」プロジェクトを立ち上げたという記事を(代表の三好修さんが)目にした。

地元福岡で、住まい・暮らしの提供に携わる同社は、この取り組みに感銘を受け、翌4月21日に、「SAVE THE YATAI」プロジェクトを通じて50万円の支援を実施。その後、当組合の方と情報交換をしながら他にも役に立てないかを検討をし、福岡市移動飲食業組合発行の下、「福岡屋台35軒で使える食事券」を作成し支援することが決定した。

内容は、1,000円分利用できる食事券を200枚発行し、その金額20万円を福岡市移動飲食業組合へ寄付するというもの。同社の事業を通じステークホルダーや従業員へ無償で配布、従業員へは福利厚生の一環として支給する。有効期限は発行日より6カ月で、利用開始は2020年5月下旬予定。同社では、今後も福岡屋台へ足を運んでもらい、その良き文化を守ることや街づくりに繋がることを願い、地域住民や支援者と共に応援していく。