2020年05月14日 16:38

文藝春秋は、17名の作家のの協力を得て、文春文庫の人気シリーズ17作品から、毎日1話ずつを丸ごとネット上で無料公開する。新型コロナウイルスによる緊急事態宣言の延長が発表され、感染拡大防止のため多くの書店が休業を余儀なくされている。ネット書店も品薄のため、なかなか新刊を手に入れにくい状況に鑑みて、同社では17名の作家に相談。このたびの企画が実現した。
ラインナップは、小説はもちろん映像化でも話題となった伊坂幸太郎さんの「死神シリーズ」、三浦しをんさんの「まほろ駅前シリーズ」、誉田哲也さんの「増山超能力師事務所シリーズ」にはじまり、文春文庫伝統の平岩弓枝さん、池波正太郎さん、藤沢周平さんの国民的シリーズまで、多彩なラインナップが揃った。
5月15日(金)より、文藝春秋の書籍情報サイト「文藝春秋BOOKS」が運営する「本の話note」にて毎日1作品ずつ公開。掲載期間は、それぞれ公開日から1カ月間となっている。
花田朋子さん(文藝春秋文春文庫局長)は、「外出自粛で、書店に行って本を買うという今まで当たり前だったことが難しくなってしまった。こんな時だからこそ、私たちも作家と共に小説の力を皆さんに届けられれば」とコメント。この機会に各作品の面白さに触れてもらい、日々を元気づける役にたてればとしている。詳しくはこちら。