2020年05月07日 09:20

ユニオンテックは、新型コロナウイルス感染症の感染予防のため一時中止していた工事を、5月7日より順次再開する。

同社は、2000年、内装仕上げ工事業として創業。その後、建設工事業として30億超の売り上げまで拡大。2016年より建設業界の受発注に特化した建設工事マッチングプラットフォーム「CraftBank」を立ち上げ、1万6000社超の企業が利用するサービスに成長した(4月現在)。

同社では、新型コロナウイルス感染症の感染予防のため、4月8日より同社関連の内装工事を原則一時中止している。工事の中止は、安全を最優先できる一方で、長期化することにより関係する工事会社の経済活動を止め、今後の経営を困難にする可能性があることも事実。同社は「感染リスクを極小化した現場」の実現のため、継続した工事から得た知見や海外の建設業における取り組みを参考に、安全管理を徹底した「コロナ対策ガイドライン」を策定・公開し、これをもって5月7日より中止していた工事を順次再開する。

工事再開の条件は「コロナ対策ガイドライン」を全て順守できる状態にある現場のみとし、5月7日時点では、全工事の約50%を再開する見通し。「感染リスクを極小化した現場」の実現には、適切に感染防止策が行われているかのモニタリング機能が重要であることから、管理力を向上・効率化する自動モニタリングシステムを順次導入する準備を進めている。感染発生時のトラッキング、安全管理に必要なコスト削減が可能となり、5月下旬には中止していた全工事の再開を目指す。

ユニオンテック