2020年04月21日 14:56

リコーグループは、新型コロナウイルス感染症に対応する医療現場への支援として、神奈川県厚木市の生産関連拠点であるリコー厚木事業所でフェイスシールドの生産を開始する。
現在、新型コロナウイルス感染症の感染者が引き続き拡大する中で、医療現場で必要とされるマスクや防護服などの不足が深刻化している。こうした状況を受け、リコーグループでは、3Dプリンターや金型の活用により、4月中に1000個、5月末までに7000個のあわせて8000個のフェイスシールドを生産し、厚生労働省から感染症指定医療機関(特定感染症指定医療機関及び第一種感染症指定医療機関)として指定されている57の医療機関に対して、順次、無償提供する。
今回の取り組みは、英国中部の製造・事業開発拠点であるRicoh UK Products Ltd.(RPL)において、フェイスシールドを生産し、同国のNHS(National Health Service)に提供を始めたことを受けたもので、現在RPLでは1週間で4万個の提供を目指して生産に取り組んでいる。また、リコーグループでは同様の取り組みを世界各地で検討し、展開している。
この他にもリコーグループでは、人と人との接触を8割以上減らすための取り組みを進めるために、在宅勤務を基本とした働き方を実践しているほか、中小企業のリモートワーク環境の構築支援や、学校・医療機関などに対する遠隔コミュニケーションの支援など、デジタルサービスを活用して生産性向上と感染拡大防止の両立を支援する取り組みを進めている。