2020年04月13日 17:27

ディップのディップ総合研究所は、アルバイト・パートまたは派遣社員として就業している15~69歳の男女を対象に、3月31日~4月3日にかけて「新型コロナウイルスによる仕事への影響調査」を実施した。

ディップ総合研究所は、アルバイト・パート・派遣社員・正社員など働く人すべての気持ちや本音・許容や理想を、調査を通して明らかにするため、2019年1月17日に開設した。

新型コロナウイルスによる影響は、雇用に関しても出てきており、アルバイト・パートとして就業している人への影響も小さくない。今回の調査結果によると、新型コロナウイルスにより「就業に影響が出ている」62.7%、「今後影響が出ると思う」20.6%と合わせ、8割が就業に影響と回答。アルバイト・パート就業者5000人への調査のうち、4割以上が「休業することになった」「就業時間や日数が減った」と回答しており、そのなかでも、フード・飲食、テーマパーク、ホテルなどサービスは6割以上など職種ごとでの影響は大きく出る結果となった。また、休業、シフトが減ったタイミングを見てみると、週末の外出自粛による影響が反映されている結果となっているが、小中高校の臨時休校などが始まったタイミングとも重なっており、この点も影響しているようだ。

今後の就業への不安の上位は「マスク・消毒用アルコールなどの準備」「就業時間や日数の減少」「給与保障」。7都府県については4月7日に発令された緊急事態宣言の影響がさらに出てくると予想される。同社は、今後も定期的に同データを調査・分析し、レポートしていく。

新型コロナウイルスによる仕事への影響調査