2020年04月13日 16:01

石岡市とAGREEは、4月から、同市内の0~3歳の未就学児童がいる世帯に対して医療相談アプリ「LEBER(リーバー)」の無償提供を開始した。

「LEBER」は、24時間365日スマホで医師に相談ができるアプリ。現在150名以上の医師が登録されており、すぐに病院に行けない人もアプリを通じて医師に相談することができる。

石岡市は、茨城県のほぼ中央に位置している人口7万4286名(4月1日)の市。茨城県は人口10万人あたりの医師数が全国で2番目に低い197.5名、石岡市はさらに低い123.1名であり、全国と比較して医師不足地域である事が伺える。また市内では産婦人科がないことや、平日夜間に緊急で診てもらえる小児科がないことなどから子育て世帯がより安心して暮らせ、すぐに健康不安を解消できる環境を提供するために、スマホから医師に相談できるサービスの提供を開始した。

「LEBER」の流れは、簡単な問診(3分でできる選択形式の問診)、最速1分の回答(オススメの市販薬や症状に合う行くべき診療科、対処法などのアドバイスを受ける)、セルフケア(近くの医療機関を受診、ドラッグストアの購入など具体的なアクションをサポート)となっている。新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、不要不急の外出の自粛が求められている中、子どもの急な体調不良に対する相談だけでなく、外出が制限される状況での育児ストレス等の相談なども、感染を心配せず自宅で気軽に医師に相談することができ、子育て世帯の様々な不安軽減が期待できる。

LEBER