2020年04月10日 12:20

ヤマハは、6月頃より、離れていても自宅などから複数人で合奏が楽しめるオンライン遠隔合奏サービス「SYNCROOM(シンクルーム)」を公開する。
「SYNCROOM」は、インターネット回線を介して遠隔地間の音楽合奏を実現し、複数のユーザー同士(最大5拠点)でオンラインセッションが楽しめるサービス。インターネット回線に繋がった自宅などのパソコンにアプリケーションをインストールし、ユーザー登録を行うことで、合奏に適したさまざまな機能を利用してオンラインセッションを無料で楽しむことができる。
一般的なIP電話や遠隔会議システムは通話や会議を想定して設計されていることから、一定の音声の遅れが生じる。そのため、こうしたシステムでは、お互いの音を同時に聞きながら合奏することは難しい。そこで「SYNCROOM」では、インターネット回線を介したオーディオデータの双方向送受信を極力小さな遅れで実現する同社独自の技術を使用することで、遠隔地間でも違和感をほとんど感じることなく快適にオンラインセッションを楽しめるサービスを実現した。
新型コロナウイルスの感染拡大により多くの活動が制限される中、同社は「SYNCROOM」が自宅等から安心して合奏を楽しむ一助となり、日常を少しでも明るいものに変えるきっかけとなればと考えている。なお、「SYNCROOM」のさらなる詳細や具体的な公開日については、公式サイトやニュースリリースを通じて適宜発表する予定だ。