2020年03月19日 12:34

ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパンは、「ヘイズ アジア給与ガイド2020」を発表した。
ヘイズは、専門性の高いプロフェッショナルを対象に人材紹介サービスを提供しているリクルートメントのグローバル・エキスパート。ヘイズの日本法人として2001年に東京で設立されたヘイズ・ジャパンは、3つの国内拠点を有する外資系人材紹介会社だ。
「ヘイズ アジア給与ガイド」は、アジア5カ国・地域(中国、香港、日本、シンガポール、マレーシア)における1244職務の給与水準(同社実績ベース)と、5146人を対象に雇用の実態調査の結果をまとめたもので、今年で13年目になる。
転職への意欲についての質問では、日本の回答者の36%が「積極的に転職活動を行っている」とした。この割合は対象のアジア5カ国のうち、マレーシア(52%)に次いで高くなっている。一方で、従業員(45%)が「転職活動は行っていないが、機会があれば受け入れる用意がある」と答えており、この割合はアジア5カ国の平均(45%)と一致している。積極的に転職活動を行う従業員が増加している理由としては、従業員の給与に対する満足度の低さが考えられる。日本の従業員のうち、現在の給与に「満足している」もしくは「非常に満足している」と回答した人は半数をやや上回る程度(58%)で、これは最も満足度の低いマレーシア(54%)に次いで中国と並ぶ結果となっている。