2020年03月11日 17:46

ASIAtoJAPANは、日本で働いている高度外国人材200人に対し、意識調査を実施した。まず、来日前の日本語能力試験(JLPT)のレベルについては、35.5%が「持っていない」 と回答。また、日常会話が可能なレベルであるN3に達していないN4、N5は合計18.5%。資格を持っていない人と合わせて、日本語ができるとは言い難い人が54%を占めていた。一方、来日後の日本語力に目を向けてみると、来日してからの期間はバラバラであるものの、ニュースが理解できるレベルであるN1、N2の合計は60%に到達していた。

外国人が日本で働きたい理由を尋ねると、1位は「日本の文化が好きだから」。「日本の技術や会社に興味があるから」(15.2%)や「キャリアにとってプラスだから」(12.5%)を選んだ人もいるが、会社や仕事内容に惹かれて応募をする高度外国人材は少ないことが分かった。

仕事をする上で大変だったことは、やはりコミュニケーション。生活面に関しては全体的に「便利」に回答が集まったが、「大変」の割合が大きかったのは「引っ越し」「携帯電話の契約」「友達作り」の3つだった。外国人が賃貸物件を探す難易度は高く、携帯電話を契約するには、住民票を取って銀行口座を開設し、クレジットカードを作る必要があるなど、「引っ越し」と「携帯電話の契約」の手続きは煩雑だと言える。

最後に、日本での生活および仕事への満足度を10点満点で評価してもらうと、「8」と回答した人が最も多く、概ね満足していることが伺えた。詳しくはこちら