2020年03月11日 12:23

ディスカバー・リアスは、2021年の夏、新しい国際的ランニングイベント「ステージレース三陸311」を開催する。

「ステージレース」とは、長距離を数日間に分けて1日ごとのゴールを決め、毎日の成績を集計していく競技。選手たちは各キャンプ地に宿泊し、翌日また一斉スタートする。この「ステージレース三陸311」は、競走することだけが目的ではない。複雑な入り江によるリアス海岸の絶景や、日本では珍しい海を見ながら山を走るトレイル、豊富な海と山の幸など、三陸の素晴らしさを発見していく旅となっている。途中には一部区間を三陸鉄道に乗って移動するという、ランニングレースでは異例のステージもある。そしてスタート、フィニッシュとキャンプ地は、東日本大震災で津波による大被害を受けた町々。震災から10年経ち、復興から次のステップに踏み出している地元の人々と一緒に、新しい三陸を盛り上げ、その魅力を国内・海外に向けてひろく発信して行くイベントだ。

このレースの構想が生まれたのは、東日本大震災直後のこと。企画したスタッフは、壊滅状態の被災地の間には美しい風景の山や岬があり、海を見ながら山を走るという他にはない魅力があることに気づいた。スタッフはたびたび三陸に通って構想を練り、多数のランナーが泊まりながら進むステージレースならば、復興した町をさらに盛り上げることができるかもしれないと考えた。

開催日は2021年夏(8月下旬を想定)。参加者募集は2021年3月開始予定。

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