2020年03月10日 18:22

化粧品・美容健康食品の販売を行う「協和」では、3月18日の「睡眠の日」を前に、内科医の山下あきこ先生に、睡眠の重要性と睡眠の質を上げるコツを尋ねた。山下先生は、2016年にマインドフルヘルスを設立。アンチエイジング医学、脳科学、マインドフルネス、コーチングを取り入れたセミナーやweb情報配信サービスを提供し、生活の中で賢い選択を習慣化できるよう支援している。

山下先生は、睡眠の質を上げる12のコツを提案。たとえば、寝る時間と起きる時間をなるべく一定にすると良く、夜勤勤務や海外出張で睡眠サイクルがずれると、体のダメージに繋がるという。また、入浴は寝る1~2時間前が理想。体温変化が寝つきに影響するので、寝る時間に向かって体温を下げていくと寝つきが良くなる。寝る前ならば、ぬるめのシャワーがお勧め。

さらに、寝室はできれば真っ暗にするのが良い。アイマスクをしても、皮膚が光を感じてメラトニンを抑制する。子供の場合は、弱い光でも、点灯下の就寝は近視になる確率がアップするので注意。寝る姿勢は仰向けがお勧め。仰向けは、胸郭が開きやすく、全身の筋肉がリラックスしやすい体勢だが、横向きでは、片方の肩や腕に重力がかかり背骨や歪みの原因になる。

その他、朝に30分の太陽を浴びること、リズム運動をすること、カフェインは昼食後2時頃までがベターであること、朝食でたんぱく質を、夕食では葉物野菜を積極的に摂ることなどが提案された。