2020年03月10日 14:11

ニチバンは、同社の「セロテープ」が、ソーシャルプロダクツ普及推進協会主催「ソーシャルプロダクツ・アワード2020」において、大賞を受賞した。

「ソーシャルプロダクツ・アワード」は、ソーシャルプロダクツの普及・推進を通して、持続可能な社会を実現することを目的にした、日本で初めての、そして唯一の表彰制度。ソーシャルプロダクツとは、エコ(環境配慮)やオーガニック、フェアトレード、寄付つき、地域や伝統に根差したものなど、人や地球にやさしい商品・サービスの総称で、購入者がより良い社会づくりに関する行動や団体とつながることができるものをいう。

「セロテープ」は、1948年の発売当初から、原料のほとんどを植物由来の天然素材で製造している。テープの基材となるセロハンの原料は紙と同じ木材パルプ。粘着剤はゴムの木の樹液を主成分とする天然ゴムに、樹皮から分泌される松ヤニなどの天然樹脂を配合して作られている。巻心にも再生紙を使用。焼却してもCO2の発生量はプラスチック製の粘着テープと比較して7分の1程度であり、カーボンニュートラルの観点からも、大気中のCO2増加抑制に貢献できる。「ソーシャルプロダクツ・アワード2020」では、これらの点が、「プラスチックごみ問題」の解決につながる商品として評価された。

なお、3月11日~16日まで、大丸東京店9階「イベントスペース」にて、受賞商品の展示販売会が開催される(会場でのセロテープの販売はなし)。

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