2020年03月05日 17:16

日本酒に特化した事業を展開するClearは、1月28日~2月11日に、同社が運営する日本酒専門WEBメディア「SAKETIMES」にて、日本酒を飲用する成人男女2,215名に「日本酒の飲用に関する消費者動向調査」を行った。

SAKETIMESでは2017年、2019年にも同様の調査を実施しており、前2回では回答者属性に変化はなかったが、今回の調査では20~30代の若年層からの回答と、女性比率が増えた結果となった。日本酒の飲用頻度について、若年層は「月に1~2日」「週に1日」の頻度でライトに日本酒を楽しみ、40代以上の中・高年層は「週に2~3日」「週に4日以上」の頻度で日常的に日本酒を楽しむ傾向があることが明らかになった。

日本酒の購入予算に関しては、若年層が中・高年層よりも大きな予算を確保する傾向にある。年代ごとに回答を比較すると、全体で最も回答を得た予算以上の選択肢となる「自宅用に2,000円以上」、「ギフト用に3,000円以上」の予算を持つ割合がおおよそ1~2割、若年層の方が中・高年層に比べて高い結果となった。

また、若年層ほど外食で日本酒を楽しむ割合、自宅用では購入しない割合が高かったことや、男性は女性に比べてひとり飲みをする回答割合が高かったことから、性別・年代によって日本酒に対する印象や楽しみ方が異なっていることが分かる。今後も同社では、日本酒スタートアップとして日本酒に関する調査を行い、日本酒産業のさらなる発展を目指す。