2020年02月27日 08:00

データスコープは、ウイルスの感染拡大を予防するため、顔認証による体温検知ができるカメラ・入退館システムを日本で初めて発表する。
現在、世界で猛威を振るう新型コロナウイルスやインフルエンザなど発熱リスクのある感染症患者を検知することができる新しいシステムを台湾の鴻海集団と共同開発した。コロナウイルスなど新型ウイルスは、人から人へと感染していくことが確認されており、学校や病院、商業施設など人の集まる空間で感染が拡大している。その症状の1つである発熱を、その空間に入る前に、早期感知し、感染拡大を予防することができる。
この製品は、オフィス、商業施設、学校、病院、地域のコミュニティ、公園、駅の改札、その他の人が集まるエリアの入口に主要エリアの入口と出口に設置されることで最大の効果を発揮する。「顔認証・体温検知端末」シリーズは非接触自動温度測定、高速および正確な温度測定、温度測定精度±0.2°C、体温異常情報の記録を行う。リアルタイムアラームを行い、体温検出、体温をディスプレイに直接表示、異常時に音声アラームで入室不可とする。マスクを着用しているかどうかを自動認識し、マスクを着用していない人に音声でアラートを通知する。同時に複数の人の中でも、異常体温者を検知、迅速に施錠し、事前に警告。異常検知対象者の特定にも役立つ。
価格は17万円からで、2020年度は1000台の設置と1億7000万円の売上を目指す。