2020年02月19日 17:52

大和ハウス工業は、アメリカ合衆国において商業施設事業を開始、その第1弾としてカリフォルニア州アーバイン市内の商業施設「TRADE(トレード)」を取得し、運営管理を開始した。
「トレード」は、フードホールをはじめとする飲食やサービス店舗を中心とした商業施設。寿司やラーメンといった日本食レストラン、マッサージやネイルサロンといった美容系サービスなど、インターネット通販による代替が困難な業態の31店舗が入居している。
「トレード」の運営管理は、現地法人のDaiwa House Texas(ダイワハウステキサス)を通じて行うもので、管理運営は全米大手の不動産会社Lincoln Property Company グループ(リンカーングループ)に委託した。今後、大和ハウスは米国において、現地法人を通じて商業施設や賃貸用不動産などを購入・開発するとともに、同社グループのスタンレーマーチン社の戸建住宅事業を合わせ、2022年3月期に売上高1550億円を予定している。また、現在展開しているASEAN、オーストラリアなどでの事業を発展させ、2022年3月期に海外売上高全体で4000億円を目指す。
今回の商業施設では、リンカーングループに運営管理を委託するが、大和ハウスは米国における商業施設の運営管理やリノベーション方法を蓄積することに加えて、日本で永年培ってきた不動産管理やリフォーム方法を活かし、今後の日米およびその他の国における事業展開につなげる。