2020年02月12日 17:32

2月7日(金)、スロームーブメント実行委員会は「SLOW MOVEMENT-Showcase & Forum Vol.4- 南米・ソーシャルサーカス最前線」を開催した。
本イベントは、障害のある人々の舞台芸術活動に焦点をあて、国内・海外の障害者舞台芸術をとりまく現状や最新事例を学びながら、今後の展望について議論するイベント。2017年度からは「ソーシャルサーカス」をテーマに掲げ、その実践報告や世界各国の事例を多数紹介している。
「ソーシャルサーカス」とは、ヨーロッパで25年以上前に始まった、サーカスメソッドで社会課題解決を目指す取り組み。サーカス技術の練習や習得を通じて、協調性・問題解決能力・自尊心・コミュニケーション力などを総合的に育むプログラムで、2019年には、日本初のソーシャルサーカス普及・推進プロジェクト「SLOW CIRCUS PROJECT」が発足。スローレーベルが企業・他団体と連携して活動を進めている。
開催4回目となる今回は、国内でのソーシャルサーカスの実施報告と、ソーシャルサーカス業界で最注目の南米で開催された国際会議と現場リサーチの報告が行われた。また、この日は日本初のソーシャルサーカスカンパニー「SLOW CIRCUS PROJECT」の初公演「T∞KY∞(トーキョー)」の制作背景についても語られた。本作は、2020年5月19日(土)・20日(日)池袋西口公園野外劇場での上演が予定されている。