2020年02月10日 16:54

新素材「LIMEX(ライメックス)」を開発・製造・販売するTBMは、アインホールディングスが運営する「アイン薬局」「アインズ&トルペ」で使用する買い物袋に、石灰石を主原料とする「LIMEX Bag」が採用されたことを発表した。2020年7月より全国1,153店舗で導入を開始する。
LIMEXは、炭酸カルシウムなど無機物を50%以上含む、無機フィラー分散系の複合材料。通常、普通紙1トン生産する場合、木を約 20 本、水を約85トン使うが、LIMEX は原料に木や水を使用せず、石灰石 0.6~0.8 トンとポリオレフィン約 0.2~0.4 トンから LIMEX の紙代替製品(LIMEXシート)1トンを生産することが可能。
また、従来のプラスチックの原料は石油由来樹脂 100%であるが、LIMEX では主原料が石灰石であり、石油由来樹脂の使用量を大きく削減可能。単価の安い石灰石を主原料とすることで価格競争力を有しており、LIMEX の印刷物等のリサイクル材から、LIMEX 製のプラスチック成型品(LIMEXペレットを加工)を製造することもできる。さらに、日本でも 100%自給自足できる資源であり、世界各地の埋蔵量も豊富で、ほぼ無尽蔵であると言える。
本採用を契機にTBMは、現在使用されているレジ袋・買い物袋の代替製品として、「LIMEX Bag」および「Bio LIMEX Bag」のセールスを強化していく。詳しくはこちら。