2020年02月06日 15:45

鉄旅オブザイヤー実行委員会は、日本国内の優れた鉄道旅行を審査・表彰する「鉄旅オブザイヤー2019」の結果発表及び授賞式を、2月5日に大宮鉄道博物館で開催した。

第9回となる今年度は、全国の旅行会社より応募された鉄道の魅力溢れる85作品の中から、鉄旅オブザイヤー実行委員会による第1次審査、外部審査員による第2次審査を経て選考されたユニークで魅力的な受賞作品を決定。また、夢の鉄道旅行企画を募集した「一般部門」の受賞作品も発表した。

グランプリは、北越急行の桑原信之さん、大島一晃さんの作品、『超低速スノータートル「ナイトタートル~夜のトンネル探検~」』。北越急行ほくほく線で運行する日本一表定速度が速いと言われる「超快速スノーラビット」の対極として、あえてのんびりゆっくり走ることで、いつもとは違った沿線の風景を楽しめる旅行商品「超低速スノータートル」の夜バージョンとして誕生した「ナイトタートル」。列車の営業運転が終了した夜間に、一般の人が立ち入ることができないトンネル内の線路(美佐島駅~しんざ駅間)を歩いて探検する企画で、参加倍率は募集人数の5倍という人気となった。

一般部門では、鉄道旅行ファンから「夢の鉄道旅行企画」を募集。「ベストアマチュア賞」は、4月のデスティネーションキャンペーン開催地である群馬県を対象とし、上毛かるたにまつわる名所を3日で33枚網羅できる、前芝雄太さんの作品『上毛かるたから学ぶ「まだ知らない群馬の歴史」と鉄分満喫ツアー』が受賞し、賞金と記念品が贈られた。

鉄旅オブザイヤー