2020年01月10日 18:37

宮崎市では、1月11日(土)から17日(金)までの期間、宮崎ブーゲンビリア空港に実物大の「大根やぐら」を設置する。

宮崎市は、たくあん原料用の干し大根の生産量が日本一。12月上旬から2月上旬頃には、竹で組み立てた高さ6mにもなる巨大なやぐらにびっしりと大根を干した「大根やぐら」が姿を見せる。宮崎市の田野・清武町域には約300基のやぐらが組み立てられ、その風景は、宮崎平野の冬の風物詩に。

しかし近年、高齢化などで農業を取り巻く環境は厳しくなっており、この伝統農法を含め、地域の農業の営みを次世代に承継する取り組みが求められている。そのような中、市では「日本一の干し大根と大根やぐら」をシンボルに、日本農業遺産への認定を目指す取り組みを実施することとした。

そのような取り組みの一環として、昨年から宮崎空港ビルの協力を得て、宮崎の空の玄関口「宮崎ブーゲンビリア空港」に大根やぐらを設置して、PRを行っている。前回は、高さ:約5m、幅:約5m、延長:約7mだったが、今回は、高さ:約6m、幅:約6m、延長:約8mと、現地のやぐらと同じ寸法で展示。また、前回は、全長約36cmのレプリカ大根・450組900本をやぐらに干して展示したが、今回は、やぐらにかける本物の大根を大幅に増やして展示し、より実物の大根やぐらの雰囲気を演出する。

また、来場者は、実際に大根干しの体験もできる。さらに今回の新たな試みとして、VRで大根やぐらの雰囲気を体験することも可能。詳しくはこちら