2019年11月11日 11:38

真美堂手塚箔押所は、「バリアフリカレンダー2020」を、11月8日に発売した。
視覚障害のある人は、一般的に本や資料等を読む際には点字を使うイメージがあるが、その方法は人によってさまざま。国内で視覚障害のある人は約30万人、その中で点字使用者は1割程度といわれている。「バリアフリカレンダー」は、近年、加齢や病気によって増加傾向にある中途視覚障害の人の点字習得の難しさを背景に、それまで慣れ親しんだ文字・数字の形を真美堂独自の特殊加工である浮出し文字で表現し、目(視覚)と指(触覚)のどちらからでも読むことを可能にした。
視覚障害のある人と晴眼者との穏やかな共生をコンセプトに、アートディレクター・関宙明さんがデザインを手掛ける「バリアフリカレンダー2020」は、日常使いに適したシンプルなデザイン。誰もが使う心地よさを感じられるバリアフリーに配慮した浮き出し文字のカレンダーとなっている。
価格は3200円(税抜)。