2019年11月06日 18:00

東急電鉄は、2020年3月から車両内のセキュリティ向上を目的として、2020年7月までに東急電鉄所属の全車両へ、「IoTube(アイ・オー・チューブ)」を順次導入する。鉄道車両への4Gデータ通信機能を備えたLED蛍光灯一体型の防犯カメラ導入は、鉄道業界初となる。
「IoTube」は、4Gのデータ通信によってカメラの映像データを送信して遠隔で記録映像を確認できるLED蛍光灯一体型の防犯カメラ。東急電鉄の協力の下、MOYAIが特許技術に基づき開発したもので、ソフトバンクが販売および通信サービスの提供を行う。
東急電鉄とソフトバンクは、5月末~6月末まで、大井町線の一部の車両で「IoTube」の試験導入を行い、9月から、田園都市線の一部車両でも試験導入を行っている。その結果、IoTube本体の強度や映像の撮影角度、設置場所におけるデータ通信のための電波強度などを確認できたことから、正式に導入を決定した。