2019年10月21日 10:27

凸版印刷は、AI技術を活用することで、印刷物・デジタル媒体に関する業界・企業特有の表記や専門用語を学習し、企業ごとの基準に合わせて文章の校閲・校正を行う「AI校閲・校正支援システム」を開発した。

本システムは、これまで凸版印刷がパンフレット・メルマガなどの多種多様な印刷物やデジタル媒体の制作を通じて培ってきた校閲・校正ノウハウを元に開発し、実証実験の成果を踏まえて改良を加え、商品化に至ったもの。AIを活用した自動チェック機能により、「正しい日本語」のチェックだけでなく、専門用語の間違いや制作レギュレーションの違反までを検出することで、校閲・校正に関する負荷削減とヒューマンエラー防止に貢献する。

10月より、全国の銀行やカード、生損保会社など金融業界向けに、サービスとして提供・販売を開始する。また今後さらに、金融機関以外の業界に向けての機能開発とAIによる学習を進め、さまざまな業種・業界へ展開していく。

価格は、初期費用が500万円~、運用費用が月額50万円~。

凸版印刷