2015年02月04日 14:45

2012年、気象条件の厳しい秋季エベレスト西稜の8070m地点で強風のため下山し、その下山途中で両手・両足・鼻が重度の凍傷となり両手9本の指を失った登山家の栗城史多さんが今年、5度目となる秋季エベレストに中国側から単独・無酸素で挑む事を決めた。
栗城さんは9本の指を失いながらもリハビリとトレーニングを続け、2014年にブロードピークの単独・無酸素登頂を見事成功させ、復帰を果たした。
栗城さんは、自身の夢である「見えない山に登る全ての人たちに、一歩踏み出す勇気を伝えたい」という想いから、2009年からエベレストのインターネット生中継登山を行っている。そして、2015年エベレストでも生中継を行いながら登頂を目指す予定だ。
今後は、講演やスポンサー獲得で生中継資金を集めながら、5月にヒマラヤで高所に体を慣らすためのトレーニングを行い、9月中旬にエベレスト登頂を目指す。成功すれば日本人として初の快挙となる。