2019年10月04日 15:22

デンソーウェーブは、東京都交通局と共同開発した新型QRコードを用いたホームドア開閉制御システムが、都営地下鉄浅草線新橋駅において10月5日の始発から運用を開始する。

新型QRコード(tQR)を採用した本システムは、1編成ごとに搭載される通信制御機器の代わりにQRコードと駅ホームのスキャナーを用いるため設備費用の低減が可能。また、扉の位置や編成車両数の情報を格納したQRコードを車両に張り付けるだけなので、車両本体の改修工期も削減できる。さらに本システムは車両側ドアの制御のみでホームドアの連動開閉が行えるので、車掌のホームドア開閉作業も不要で、駅停車時間の延長を抑制する。

本システムが地下鉄で実際に運用されるのは初。今後、東京都交通局によって2020年春までに都営地下鉄浅草線の大門駅(11月)・三田駅(12月)・泉岳寺駅(2020年1~2月)への設置が予定されており、2023年度までに浅草線全駅への整備を目標にされている。

デンソーウェーブ