2019年05月09日 10:00

日本赤十字社は、5月8日から本社にて、国際赤十字・赤新月社連盟100周年記念「創設へのあゆみ」展を開催する。
赤十字は、1863年に創設されて以来、紛争時の人道活動を行っていた。さらに、第一次世界大戦の終結を機に、紛争時だけでなく、平時でも災害や疾病などに対する支援の必要性と、その活動が国際条約に位置づけられるべきとする考えが議論され、連盟が創設された。
今回の展示資料には、連盟設立前に開催された国際会議の手書きメモや、議事録等もあり、連盟の基本的な概念(アイデア)が、実は日本人当時日本赤十字外事顧問だった蜷川新によって示されていたことや、議論の過程を読み取ることもできる。初公開となる、国際赤十字・赤新月社連盟設立時の5大国代表の連署入り規約など、100年前の貴重な資料を公開し、創設にあたり、日本がどのような役割を果たしたのかを紹介する。
入場は無料。場所は、赤十字情報プラザ(日本赤十字社本社内)東京都港区芝大門1丁目1-3。