2019年04月10日 09:58

KADOKAWAは、新紙幣の1万円札の肖像画に渋沢栄一が起用されるという発表に伴い、代表作「論語と算盤」と渋沢の後進育成に主眼を置いた談話をまとめた「渋沢百訓 論語・人生・経営」(いずれも角川ソフィア文庫)の緊急重版を決定した。
「論語と算盤」、「渋沢百訓 論語・人生・経営」は共に「日本実業界の父」とも呼ばれた渋沢栄一が自身の経営哲学を後進に伝えたいという思いで、商売上の成功の秘訣をまとめたもの。金儲けと社会貢献の均衡を図る、品格あるビジネスマンの必読書として刊行以来読まれ続け、現在も重版を続けるロングセラー作品となっている。
新紙幣への肖像画起用が発表されてからは両書籍共に書店注文が相次ぎ、これに対応するため「論語と算盤」1万部の重版を決定し、追加の重版も検討中だ。
定価は、「論語と算盤」760円、「渋沢百訓 論語・人生・経営」743円(すべて税抜)。