2019年03月13日 10:22

日本航空(JAL)は、アクセンチュアと協力して人工知能(AI)を活用した空港旅客サービス案内の支援システムを開発し、成田空港および羽田空港の国際線チェックインカウンターにおいて3月12日から試験導入する。
本サービスシステムは、空港スタッフの発言した内容をAIが正確に解釈し、必要な情報を自動でスタッフが持つタブレット端末に表示させることが可能になる。乗り継ぎ便を利用する顧客からの経由地での手荷物の問い合わせ、座席アップグレードの要望など、多岐にわたる問い合わせに対して、従来はチェックインのために使用するものとは異なるパソコン端末や紙の資料を確認し回答する必要があった。
今回試験導入したシステムでは、AIがスタッフの音声から判断した答えを瞬時にタブレット端末に表示することによって、顧客を待たせる時間が大幅に削減され、ストレスフリーに大きく寄与する。今後は、3月末まで試験導入を継続し、評価を行った後に、成田空港・羽田空港での本格導入を検討していく。