2019年02月22日 16:38

2019年2月22日午前、小惑星リュウグウへのタッチダウンに成功した探査機「はやぶさ2」。前身の「はやぶさ」に続き、この「はやぶさ2」にも古河電池製のリチウムイオン電池が搭載されている。
「はやぶさ2」に搭載されたリチウムイオン電池は、打ち上げ時と地球スウィングバイの際、探査機に電力を供給。また、「はやぶさ2」が地球の影を通過した約20分間、探査機の唯一の電源として「はやぶさ2」を支えた。
本リチウムイオン電池は、「はやぶさ」に搭載したリチウムイオン電池と同様、高出力放電に強い設計としていることに加え、金星探査機「あかつき」用の電池開発で改善した寿命性能を受け継いでいる。2020年の帰還まで、「はやぶさ2」の太陽電池が使用できなくなった際に、姿勢を回復するための電力を供給する役割を引き続き果たしていく。