2019年02月06日 14:19

オルビスは、再配達の低減を目的とし、業界最大規模となる顧客5000名を対象にしたオリジナルの宅配ボックスのモニター配布を、7月に実施する。

近年のEC市場の拡大に伴い宅配便の取り扱い個数が増加するなか、その約2割が再配達にまわっていると言われており、「宅配クライシス」を深刻化させている大きな要因の一つとなっている。そこで今回、荷主側であるオルビスは、効果実証および顧客の利便性向上を目的とし、オリジナルの宅配ボックスを5000個製作。3月以降に年間購入金額の高い会員顧客に対しモニター参加についての応募を受け付け、抽選のうえ7月(予定)に配布する。

宅配ボックスはナスタが企画・製作した布製の簡易設置タイプで、オルビスのオリジナルデザインが施されており、オルビス以外の荷物も受け取ることができる。モニター対象顧客は宅配ボックスを受け取り後、3カ月後を目処に利用に関するアンケートに回答、オルビスはそれらの結果を確認し、効果が認められた場合は将来的に販売を検討する。

オルビス