2018年12月20日 12:02

インテグリカルチャーは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、宇宙探査イノベーションハブが実施する研究提案プログラムに、TansaXチャレンジ研究として採択された。
本研究では、東京女子医大先端生命科学研究所・所長の清水達也教授がチームリーダーとなり、宇宙にて閉鎖系での食肉生産を可能とする細胞農業技術に関する共同研究を実施。宇宙における藻類と動物細胞の共培養による細胞培養効率の大幅な向上と、無重力・低重力下での培養系の確立を目指し、より少ないリソースで効率的にタンパク源や各種栄養素を生産し、さらに食の満足度を満たす宇宙農業の実現を目指す。
本研究の成果によって示される共培養を用いた食肉生産技術は、宇宙だけではなく、世界的な人口増加に伴う「タンパク質危機」が危惧されている地球上でも極めて有用。世界の水産・畜産需要を取り込む技術的足掛かりとなることが期待されている。