2018年11月02日 15:03

パナソニックと千葉工業大学は、高度な知能化白物家電へと進化させた次世代ロボット掃除機のコンセプトモデルを共同開発した。
パナソニックと千葉工大は、2017年12月、次世代ロボティクス家電の技術開発を目的に、「パナソニック・千葉工業大学産学連携センター」を設立。本開発は、同センター所長も兼ねる、千葉工大 未来ロボット技術研究センターの古田貴之所長による指揮の下、両者のエンジニアが大学と企業の垣根を超えて合同で開発を進めた。
このコンセプトモデルは、ディープラーニングで進化させた世界初の「AI床センサ」により、段差に応じて自動的に本体を持ち上げて走行を続ける。また、高速空間認識技術を活用して、部屋の形状のみならず、室内で動く人も検出。瞬時に自分と相手の位置を把握する知能を備えている。他に、人と協調して掃除する機能、充電台にドッキングした本体を電動で縦置き状態に吊り上げる機能なども実現した。今後、さらに実証実験を重ね、商品化につなげていく。