2017年10月10日 12:57

産経新聞出版は、「ひふみん」の愛称で親しまれている将棋棋士、加藤一二三さんの著書「新装版 ひふみんの将棋入門」を刊行した。

加藤さんは1954年、当時史上最年少の14歳7カ月でプロ入りし、77歳で引退するまで62年10カ月にわたる棋士生活を送り、通算勝ち数1324勝(歴代3位)、通算負け数1180敗(歴代1位)を記録した。本書は、6月の引退後、初の刊行で、読んで将棋をすぐ指せるようになる入門書。2013年4月に刊行された「脳が活性化する!大人がもう一度はじめる将棋入門」の新装版だ。

第1章と第2章では、駒の動かし方やルールを丁寧に説明し、第3章では3手詰めを中心に詰め将棋50題も収録しており、まったくの初心者でも分かりやすい。また、藤井四段についての評価も記されているほか、ユニークな将棋・人生論も披露しており、テレビでおなじみの「ひふみん」の素顔に迫れる1冊となっている。

価格は1200円(税抜)。