2017年08月17日 08:32

大佛次郎記念館は、10月9日、県立神奈川近代文学館との共催で「大佛次郎生誕120年記念講演会II『物語作者大佛次郎』」を開催する。
横浜出身の作家・大佛次郎(おさらぎじろう)は今年生誕120年を迎えた。大佛次郎記念館では、年間を通して大佛次郎の「人となり」をテーマに、様々な角度から展示や講演会を開催している。生誕120年を記念した講演会の第2弾では、大佛次郎の父と同郷の作家であり、会場である県立神奈川近代文学館館長の辻原登さんが、大佛次郎の歴史やその作品について講演する。
大佛次郎は横浜で生まれ、そして横浜を最も多く描いた作家と言われている。中でも「霧笛」「幻燈」は開化期の横浜を愛惜をこめて描いた名作として今も多くの人々を魅了し続けている。代表作は「パリ燃ゆ」「天皇の世紀」「帰郷」「赤穂浪士」など。また愛猫家としても有名で、大佛次郎記念館の館内には大佛次郎が所蔵していた猫の置物も、多数展示されている。
料金は1000円(税込)。会場は、県立神奈川近代文学館 展示館2階ホール。