2017年07月10日 15:11

飯田グループホールディングス(飯田GHD)は、大阪市立大学と共同で、従来にない人工光合成技術による「IGパーフェクトエコハウス」の実証実験を、年内に沖縄県宮古島で開始する。
実験用「IGパーフェクトエコハウス」は、飯田GHDのグループ会社である飯田産業が沖縄県宮古島市で建設中の大規模リゾート計画地内において建設中。従来の太陽光発電では、晴天の昼間に発電した電気を雨天時や夜間に使うには蓄電池が必要な上に、電力の状態で保存するため、充放電ロスがあった。一方、このたびの人工光合成技術では、太陽エネルギーでギ酸を作り、これをタンクに貯蔵し、電気が必要なときにギ酸から水素を生成し発電するため、上記のような問題もない。
また、二酸化炭素の排出を抑制することはもとより、二酸化炭素の活用が可能となる。2020年の本技術の完成を目標とし、低環境負荷型水素エネルギー社会の実現に貢献する。