2025年10月22日 09:53

グリーンコープ生協ふくおかは、福岡市西区で「稲刈り体験」を10月26日に実施する。

西日本を中心に16の生協で構成されているグリーンコープ共同体所属のグリーンコープ生協ふくおかでは、毎年組合員と生産者との交流会を開催している。今年も、化学合成農薬不使用、または減らして米づくりを行っている「福岡市農協・普通作研究部会」の生産者と一緒に、実際に鎌を使った稲刈り体験を実施する。生産者に化学合成農薬不使用や減農薬でつくる米づくりのやりがいや苦労を学ぶ。

1973年に稲作と麦作の研究会が統合され、福岡市農協「普通作研究部会」が結成された。当時の米・麦づくりでは、高収量を目指して農薬を多用する栽培が主流となっており、その影響で体調を崩す農家も少なくなかった。こうした現状を受けて、部会では農家の健康と農地の環境保全を重視し、農薬の使用を減らす栽培方法の研究に取り組み、その結果、減農薬栽培技術を確立することに成功した。1983年からは、当時のふくおか西部生協(現在のグリーンコープ生協ふくおか)との連携により、減農薬米の産直がスタート。これは全国で2番目、九州としては初となる産直事業が始まった。現在では、グリーンコープが取り扱う「産直赤とんぼ米」の約30%を当部会が生産しており、組合員の食の安全と信頼に応えている。

日時は10月26日9時30分~12時15分(稲刈り体験の事前受付は終了)。場所は、福岡市西区太郎丸1丁目8-20(JA福岡市元岡支店)。

グリーンコープ生活協同組合ふくおか