2025年10月14日 12:25

日本フィランソロピック財団は、10月14日、第3回「子どもすこやか基金」助成先の募集を開始した。
⽇本フィランソロピック財団は、2020年に設⽴、社会貢献事業への資⾦提供を⽬的として、寄附を募り、それを基⾦として管理運営し、助成や奨学⾦・顕彰事業などを⾏っている。寄附者ひとりひとりの「おもい」を「意義ある寄附」として⼤きく育み、未来への投資としてより豊かな社会の創造を⽬指している。
日本では、多くの子どもたちが経済的に困窮した状況に置かれている。2021年の子どもの相対的貧困率は11.5%、約9人に1人が貧困線を下回る生活を送っており、他の先進国と比較して高い水準にある。さらにコロナ禍以降、物価上昇もあり、経済的な困難を抱える家庭の子どもたちはさらに厳しい状況におかれている。「子どもすこやか基金」は、とりわけ大人の支援を必要とする乳幼児から小学生の幼い子どもたちに、健康的な生活の確保をするための支援をしっかり届けるために設立された。
助成対象事業は、生活困窮状況におかれる子どもたちの緊急度の高いニーズに対し迅速に支援を提供する事業。助成総額は1500万円(予定)。1団体あたりの助成金額は50万円~上限500万円。採択件数は3〜8件程度(予定)。助成対象期間は2026年3月1日~2027年2月28日。
募集スケジュールは、公募開始:10月14日、公募締切:11月28日17時、採択結果通知:2026年1月下旬(予定)、助成金支払:2026年2月下旬(予定)。