2025年09月25日 12:31

朝日塗工は、製造工場に勤務する20代の正社員を対象に「製造工場における若年層の職場意識に関する調査」を実施した。
日本の基幹産業である製造業の人手不足は年々深刻化している。この減少の要因の一つには、若者の製造業離れが考えられる。「2025年版 ものづくり白書」によれば、製造業の34歳以下の就業者数は2002年の384万人から2024年の259万人へ125万人減少し、若年比率も31.4%から24.8%へ低下している。こうした背景を踏まえ、この度、朝日塗工は、「製造工場における若年層の職場意識に関する調査」を実施した。
今回の調査により、製造工場に勤務する20代の正社員のうち、現在の職場に対して総合的に満足している人の割合は4割未満であることが明らかになった。また、製造工場に勤務する20代の正社員が、現在の職場で満足している点は主に「良好な人間関係」や「適切な労働時間や休暇の取りやすさ」。一方、現在の職場で、不満を感じている点は主に「給与・賞与などの待遇」や「人間関係のストレス」であることがわかった。
さらに、製造工場に勤務する20代の正社員の半数が、現在の職場に最も期待することは「昇給や賞与の増額」と回答していた。なお、製造工場に勤務する20代の正社員のうち、現在の職場について、若者が働きやすい環境だと思う人の割合は35%未満。その一方で、製造工場に勤務する20代の正社員の約45%が、今後も「製造業」で働き続けたいと考えていることがわかった。