2025年09月10日 20:00

人材育成を目的としたダブルワーク(研修制度)を通じて、神奈川県に人材を派遣しているNTT東日本は、このたび同社社員が健康医療局生活衛生部薬務課の業務に従事。デジタル専門家の目線で課題発見や業務改善に取り組む。

本格的な人口減少社会を迎え、県は、限られた人的資源で、複雑・多様化する行政課題に対応していくため、行政のデジタル化などの業務改善を推進している。デジタル技術の利活用にあたっては、DX人材の確保が課題となっていたことから、2024年にNTT東日本と連携、ダブルワークによる人材派遣を受け入れる取組を開始した。

一方、NTT東日本では、蓄積してきた技術・ノウハウの活用や地域の多彩なパートナーとの連携により、社会課題の解決や価値創造に貢献することをめざしている。このたび、県との2024年度(第一弾)の取組が「自らDXを牽引できる人材の育成」に繋がったことから、今回、第二弾も継続して行うことになった。

9月18日から2名のNTT東日本社員が、週1日程度で約6カ月間、健康医療局生活衛生部薬務課の業務に従事し、デジタル専門家の目線で課題発見や業務改善に取り組む。薬務課では、医薬品等の品質、有効性及び安全性の確保や麻薬等の取締、献血の推進等を行っている。県の職員とNTT東日本の社員が、新たな視点で行政のデジタル化や業務改善に協力して取り組むことで、県民サービスの向上を図る。