2025年09月09日 16:05

静岡県・浜松市の温泉旅館「界 遠州」では、11月3日~26日、手業のひととき「国の登録無形文化財『手揉み製茶』の技が息づく、和紅茶手揉み体験」を開催する。
「手揉み製茶」は、2024年11月に国の「登録無形文化財」に登録されたが、国内の緑茶消費量は、2008年と比較して約3割減少しており、お茶離れが懸念されている。そこで「界 遠州」は2021年より「まるたま製茶」とともに新茶の時期限定で、手業のひととき「自然の恵みをまるごと感じる新茶摘みと製茶体験」を提供してきた。この取り組みが今年で5年目を迎えるにあたり、「手揉み製茶」という貴重な伝統技術に触れ、「和紅茶」の魅力を知ることで、お茶を日常的に楽しむきっかけを提供したいと、本プログラムを考案した。
本プログラムでは「手揉み製茶」保存会の師範、鈴木康之さんより手ほどきを受けながら、お茶を揉み上げ、和紅茶づくりを体験。仕上げた和紅茶は、特製の甘味とともに味わうことができる。揉み方によって味にも個性が生まれるため、自分だけの和紅茶と甘味のペアリングを堪能できる。
宿では、水出し和紅茶や、和紅茶の茶香炉など、様々な形で和紅茶を楽しみ、茶師の技術に触れ、実際に味わうことで、一杯のお茶に込められた手間と工夫を知ることができる滞在となる。料金は1万2000円/人(税込)。定員は1日1組(1組2~4名)。予約は公式サイトより7日前までに要予約。
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