2025年09月09日 15:49

ハーパーコリンズ・ジャパンは、9月3日より「くるり駅でさよならを 白黒ねこと夕暮れの町」の久留里線トレインジャック広告をスタートした。

同作は、千葉県出身の作家・高橋由太さんによる文芸小説で、千葉の内房を走る久留里線を舞台に、架空の駅「くるり駅」を訪れる人びとの姿を描いた感動作。収録された全5話のあいだには君津市や木更津市など久留里線にまつわる土地や名所の説明が挟まれ、本文中にも久留里線に関する描写が顔を出し、物語の解像度を高めてくれる。

JRの木更津駅から上総亀山駅を走る久留里線は、14駅のうち11駅が無人駅という、首都圏では希少なローカル線。別れを告げることができなかった最愛の人が待っている不思議な駅「くるり」と、そこへ乗客を誘う白黒のタキシード猫「くるり」。どちらもフィクションの存在だが、実在する久留里線や久留里駅に思いを馳せながら、小説の世界に浸って欲しいとしている。

今回、実際の久留里線でぜひこの作品の世界観を紹介したく、車内ポスターのジャック広告を企画した。実施期間は9月3日~10月2日。また、トレインジャック広告の掲出期間と連動するかたちで「LOVE CHIBA」と銘打ち、千葉県の書店を対象としたディスプレイコンテストを開催する。応募期間は9月12日~10月15日。これに伴い、車内広告のポスターに「LOVE CHIBA」スタンプを押した限定のPOPやパネルが、千葉の書店の店頭にてお目見え予定。