2025年09月04日 09:40

東洋学園大学の現代経営学部「新商品開発ゼミ」(安藤拓生准教授)は、ダーツライブとの産学連携プロジェクトを5月より開始した。
本プロジェクトは、ダーツ業界が抱える課題に対し、大学生ならではの柔軟な発想で解決策を提案することを目標としている。5月26日、同学1号館1階のTOGAKU SHOWCASEにて実施されたキックオフイベントでは、国内オンラインダーツマシンのトップシェアメーカーであるダーツライブのサービス事業本部・長嶋宣幸さんを招き、企業概要やダーツ市場の現状について講演してもらった。講演では、同社のダーツマシンは国内で月間1600万回以上プレイされているというデータや、「ダーツ店やダーツ自体の敷居が高い」というイメージが、新規参入の障壁となっている現状が共有された。その後、ゼミでは「ダーツをしない人の感じる壁」を課題として設定し、グループワークや意見交換が行われた。
イベントでは、参加学生の約9割が「ダーツをやったことがある」と手を挙げる場面もあり、体験機会の多さとともに、興味関心の高さもうかがえた。さらに、ダーツライブ社の厚意により、学内にダーツボードを7月まで設置することとなり、学生たちは日常の中でのリアルな体験を重ねながら、課題に取り組むことが可能になった。本プロジェクトは、7月に中間発表を行い、9月以降に最終提案を予定しており、学生たちは企業と連携しながら、具体的な施策を提案する。学生の柔軟な発想と企業の実践的な知見が交わることで、ダーツに対する新たな価値や可能性を生み出すことが期待される。