2025年09月03日 15:43

ミュージックセキュリティーズが運営する事業投資型クラウドファンディング「セキュリテ」にて、「博多の食文化を守る ごま鯖ファンド」の募集を開始した。

これは福岡県福岡市のヒラノが行う事業を応援するもの。アニサキスによる食中毒リスクの高まりにより提供が困難になっている郷土料理「ごま鯖」を、最新の急速冷凍技術によって安全かつ美味しく全国へ届ける取り組みを、資金面から支援。集められた資金は、脂の乗った旬の鯖の仕入資金に充当され、郷土料理「ごま鯖」をはじめとした冷凍鯖商品を全国へ届ける。

ヒラノは、福岡市博多区で約40年にわたり、鮮魚・精肉・青果を扱う地域密着型スーパー「はかた新鮮市場」を運営。福岡中央市場からの朝獲れ鮮魚を中心に、食のプロにも選ばれる品質と目利き力を誇る。

今回の挑戦では、-68℃の超低温で瞬間凍結する「ロックフローズン冷凍技術」を導入。アニサキスを完全に死滅させることで、安全性を確保しながら、鮮度・旨み・食感を損なわない冷凍ごま鯖の製造を実現する。この技術により、食中毒リスクの排除、消費期限の延長によるフードロス削減、飲食店の仕込み負担軽減など、食の安全・効率・持続性を同時に叶えることが可能になる。

本ファンドを通じて、ヒラノは冷凍ごま鯖の全国展開を進めるとともに、鯖寿司や鯖高菜などの新商品開発にも着手。さらに、博多の有名料理店と連携した冷凍グルメの共同開発にも取り組み、家庭でも博多の味を手軽に楽しめる商品ラインを拡充していく。