2025年09月01日 09:50

クールコネクトは、空き家をリノベーションした収益不動産「外国人材向けシェアハウス」の販売を開始した。
日本では特定技能制度の導入以降、農業をはじめとする一次産業で働く外国人材が増加しているが、多くが地方での住居確保に課題を抱えている。一方、全国には約900万戸の空き家が存在し、その活用は地域社会の大きな課題だ。同社においても、外国人材を受け入れる中で「住居不足」という問題が大きな障壁となっていた。特に地方では賃貸物件の選択肢が限られ、外国人材が安心して生活できる環境を整えることが急務となっている。
こうした状況を踏まえ、同社は空き家をリノベーションし、外国人材が安心して暮らせるシェアハウスとして再生・収益化し、投資家向けに販売する事業を開始した。本モデルでは入居者が事前に確定しているため空室ゼロで運用でき、オーナーには安定的な賃料収入を提供するとともに、外国人材の定着と空き家減少の両立を実現する。本モデルは、空き家を複数人が住めるシェアハウスへ改装し、特定技能外国人材の住居として運用する仕組み。入居者は同社の社員や受け入れ企業と連携して確保し、入居確定後にオーナーへ引き渡す。賃貸管理・入居者対応・維持修繕は同社が一括して行い、オーナーの運用負担を最小化する。
今後は、本モデルを年間数十棟規模で供給し、農業を中心とした一次産業の受け入れ地域から順次拡大。投資家にとっての安定収益と、地域が抱える空き家・住居不足の同時解決を目指す。
販売価格は1500万円。所在地は、群馬県伊勢崎市長沼町626-4。